【  力を抜くとギターは上手くなる  】

 先月の市民オケのコーナー、佐野さんの文章でも触れていた「力を抜く」ことについて
少し解説したいと思います。先ず、力み(リキミ)の原因となる点をいくつか例を挙げてみま
しょう。ざっと考えられるのは次の通りです。

 1、フォーム(構え方が)悪い。
 2、ギターの調整がよくない。弦高(指板と弦の間)が高
   いと、左手に大きな負担がかかる。
 3、自分の身体とギターが合っていない。
 4、まだ良く弾けないのに速く弾いてしまう。
 5、指先にだけ意識を集中させて弾こうとする。

この他にもいろいろの要素がありますが、上記が改善するだけで随分変わると思います。



@番のフォームは絶えずチェックが必要です。ベテランの方でも知らず知らずのうちに変
な癖がついてしまうことがあります。ましてや、経験の浅い方は、鏡を見ながら良いフ
ォームを身に着けることが大切です。きちんとギターが構えられなければ絶対に上達は
不可能です。

A番については、レッスン時に私が時々チェックをし、弦高が高いギターについては調整
いたします。

B番のギターに関しても一緒にチェックしましょう。

C番は大概の方は心当たりがあるはずです。どうしても自分のイメージにある速さ近づい
てゆきます。メトロノームで恐ろしい程ゆっくりと練習ができたら、大きな成果が得ら
 れるでしょう。

D番が大きな問題です。確かに弦が触れるのは指先ですが、その指は手につながり、手首、
腕、肘、二の腕、肩、そして背中までつながっています。このことを意識し、背中から一
本のラインでつながり、指先に達する感覚を会得できると大きな進歩につながります。言
い方を変えると、胸の真ん中に中心があり、そこから両方の手に力が伝わり指先が動く、
つまり「背中を意識して指を動かす」ことができれば、リラックスして、力の抜けた演奏
ができるのです。 言葉でいうのは簡単ですが、実際にはなかなか難しいものです。です
が、 いつも「背中で弾く」ということを意識していると、ある時「あっ、この感覚かな?!」
と実感できる日が来るものと思います。


 この様に説明すると「私はプロになるわけではないし趣味でちょっと弾ければ良いので、
あまり面倒なことはやりたくない。」と仰る方もいると思います。それは、それで良いとは
思いますが、楽に弾けるようになれば楽しみも倍加し、何歳になってもギターを弾くこと
ができるわけです。リラックスして頑張ってみましょう。
 身体の中心については下記の本がとても参考になります。ランニングだけでなく日常の
体の動かし方についても大変参考になります。是非ご一読ください。

【  「姿勢の体操で80歳まで走れる体になる」  】

 著 者  松田千枝
 出版社  講談社+α新書

 
 

  先月号でお知らせしました通り、来年に向けてラベル作曲の「ボレロ」を練習してまいります。
より良い演奏を行には下記の楽器や演奏者が必要です。いずれも、未経験でも大丈夫です。
大正琴、コカリナ、アコーディオンについては「こやま音楽響室」(薬師町)で特別レッスンを
行います。〈募集楽器〉

 ・ギター各種………多数(叩きのみのパートも有)
 ・ウクレレ…………5人程度
 ・大正琴……………5人 〃
 ・コカリナ…………5人 〃
 ・アコーディオン(鍵盤ハーモニカ可)……数人

ギターの他に上記の楽器に挑戦してみたい方。又、友人知人に興味を持つ方がおられましたら、
是非お声がけください。楽譜は教室で配布しております。

〈2018年ボレロは発表は下記の通り〉
 ・6月 発表会
 ・8月 関西中部ギターフェスティバル
 ・11月 近江八幡市民音楽祭
 ・12月 新堀ギタークリスマスコンサート

上記のほか、10月に全日本ギターコンクールが東京で開催されます。参加は皆さんの希望
により決定いたします。来年は「ボレロ」で一大旋風を起こしましょう!


   

今年の主な行事予定

6月3・4(土・日)近江八幡市文化祭(文化会館大ホール)
7月 9日(日) 第12回大発表会(予定)
8月27日(日) 中部・関西ギターフェス(名古屋)
9月16日(土) 八幡堀まちあかりコンサート(予定)
9月30日(土) ギター独奏&重奏の会(予定)
11月26日(日) 近江八幡市民音楽祭(予定)
12月17日(日) クリスマスコンサート(予定)
※上記の“予定”となっている行事は会場の都合で日程が変更になることがあります。又、
これ以外も随時イベントが入ってまいります。詳しくは毎月の我楽多通信でご確認下さい。


   

   
「よし!ギターを習うぞ」と50歳半ばに決意した私も、その後、一歩踏み出す勇気が日
を追うごとに弱くなり、悶々とした歳月をかさねておりました。
 今から4年前、定年を機に東京から近江八幡に帰郷し時間の余裕が出来た頃、「今度こそ」
と再決意した私の目に飛び込んだのが、首都圏で有名な「新堀ギター」の看板を掲げた教
室。ギターを弾きたいと思い始めて約10年。ついに2年前の冬、小山先生の門を叩くこと
にしました。
 いまだに印象深い事として、高校生当時、岡林信康(近江八幡出身)の「友よ」、五つの赤
い風船の「遠い世界に」等のフォークソングを、使い古したガットギターの伴奏で、皆で
歌っていた事でした。また、アコースティックギターを持って演奏できる高校生は羨望の
的でした。
 こんな私が、昨年9月に図らずも市民オケに入団。音楽の基礎知識は義務教育終了後、
全て吹っ飛び状態。練習日は楽譜と格闘で指は動かず。拙い演奏で皆さまにご迷惑を掛け
ておりますが頑張りますので、今後もよろしくお願いします。   
                             

(アルト2nd 板山敬介)     




【 アンサンブル&市民ギターオーケストラの予定 】
 ◆滋賀市民ギターオーケストラ 練習日
   3/11、25…『滋賀県婦人会館』 かえるのうた、戦場のメリークリスマス、牧場の小道

 ◆ギターアンサンブル湖風
   3/4、18… 『教室』  広い河、メイプルラグ、春よ来い、トモロー

 ◆中級合奏団 (ふなっこ)
   3/13、27……『教室』  いずれも14:30〜15:30 初心者も大歓迎です!


 ♪教室からの重要なお知らせ♪


教室は私一人で行っています。できるだけ円滑にレッスンができるよう下記の点にご理解とご協力
をお願いいたします。

・授業料は口座振替にてお願いいたします。
・1月、5月、8月以外の月は第5週目の通常レッスンはありません。予約は4週目まででお願い
 いたします。

◆予約&欠席について
 ・予約は直接教室で行うか、電話にてお願いいたします。メールでも受け付けますが、
  確認する時間により、遅くなることがあります。
 ・レッスン当日のキャンセルは原則として振替を行いません。ましてドタキャンは×です。
 ・予約確認のための電話は出来るだけ午前9時〜10時、午後1時〜2時の間にお願いします。

◆感染症に関するお願い
 ・風邪やインフルエンザ等感染症の場合は、初期症状でもレッスンはご遠慮ください。
 私も同様の場合レッスンを休ませていただきます。尚、私の都合で休んだ場合は必ず振替を行います。

・レッスン前にチューニングしておいてください。出来ればレッスン10分前に来て練習室で準備を
済ませレッスンの能率を上げましょう。






滋賀新堀ギター音楽院 小山清のギター教室