第6回発表会を終えて】
 第6回発表会に出演されたみなさん、大変お疲れ様でした。又、ホールに足を運んでくだ
さった方々、ありがとうございました。
 パイプオルガンをバックに、素晴らしい音響と雰囲気の中で演奏される皆さんの姿は
とても美しかったです。セミナリヨは客席こそ400名の規模ですが、ホールの響き、スタッフの方々
の態度等々は日本でも最高ランクに位置されるものと思います。こうした本物のホールでの
ステージ体験は、必ず皆さんの大きな財産となるはずです。完璧に演奏できた人も、なかなか
思うようにいかなかった人ももう一度、それまでの練習を振り返ってみて、次回につなげま
しょう。その繰り返しが、生涯にわたる趣味として、しっかり身について行くのです。今回出演
されなかった方も、教室でのミニライブ等で腕試しをし、来年は堂々とホールで演奏しましょ
う。


 さて、今回の発表会に向けて、私はひとつのテーマを持っ臨みました。
それは、当日のプログラムにも記しましたので、少し引用いたします。
『ギターはその前身も含めて、約6,000年の歴史があると言われております。そして、その
誕生から今に至るまで人々の胸に抱かれ、指先を直接弦に触れて演奏されてきました。
最近でこそ、エレキやアコースティックギターの一部ではピックを使用しますが、この「指先で
弾く」ということが、とても大きな意味があります。ピアノやヴァイオリンのような大きな音は
しませんが、指先が直接弦に触れることで細かな感情表現ができます。ベートーベンが
「小さなオーケストラ」と言ったように、指先を通して無限の音色やニュアンスを表現することが
できるのです。クラシックギターを演奏するということは、あたかもオーケストラの楽器を一
人で演奏するように、様々な音を自分の指先から紡ぎ出してゆくことなのです。』
つまり、クラシックギターの基本に立ち戻り、その基礎の上に立って様々な音楽の花を楽しめ
るように、方向を位置づけました。ですからウクレレの皆さんを除き、アコースティックギターの
方も今回のプログラムは99%クラシックの基本奏法での演奏でした。
結果として、全員がとても伸びたと思います。上手くなりました。しばらくは、この路線を
しっかりと続けたいと思います。


反省点は、出演者数が昨年より減ったこと。小中学生アンサンブルができなかったこと。
又、毎年の目標にしている重奏がやはり少ないことがあげられます。そして、何よりもお客様
が少ないことが一番の反省です。どんなに立派なホールでもお客様いて初めてコンサートの
態をなすものです。私が、皆さんに熱心に呼びかけなかったし、チラシも少なかったですね。
来年は大きな拍手の元で演奏できるようにしましょう。



川口秋子の出会いのハーモニー

こんなこと、ここに書いていいものやら…と思うのですが、他に書く所がないのでお許し願います。)
ずっと海に向かって叫びたかったんです。
「ばかやろう 人の命をなんだと思ってるんだ!!」と。 近くに海がないので、やりませんが。
そばに海があったとしても、むなしくて悲しいだけです。海が悪いわけでもない。
でも、人間、どうしようもない想いってのがあるでしょう。モヤモヤしたり、イライラしたり、悩んだり、
淋しかったり、そういう心や頭の整理を、いつもピアノを弾きながらやっていたなあと思うのです。
子どもの頃から。だから、私にとってピアノを弾くというのは大切な作業なのです。ピアノから離れ
ていた時期、私は少し私らしくなかったように思う。そういう心のより所を、被災地の皆さんが取り
戻せますようにと祈ってます。



それゆけ 滋賀市民ギターオーケストラ

こんにちは、指揮者の小山です。

今年は大きな挑戦を控えております。すでに楽譜を配り数回の練習もいたしました「日本の旅情」
です。これを音楽連盟の方々と一緒に、わずかな合同練習で作り上げなければなりません。

いったいどんなバランスになるのか不安が一杯です。というのは嘘で、何か楽しいことになるなあ
というのが本音です。人がたくさん集まってくると、それまでに無かったサウンドが生まれ、
それが、おきな感動を生むきっかけになるのです。
今回も背筋がゾッとするような感動が体験できるのでは
ないでしょうか。


鋭い導入からいきなり混声合唱が響き続いてホルンが伴奏してイントロが終わる。
ピアノとバス
のアルペジオに乗ってチェロが叙情豊かに歌い、やがてソロギターがメリスマチックに
テーマを奏
でる。段々熱を帯びてギターのラスゲアードを合図に男性合唱が入り、ギターと大正琴が
細かくリ
ズムを刻む、そして、女声合唱が入って益々曲が盛り上がって、トランペットとフルートが
掛け合…
…。いいじゃないですか。えっ、「何を一人で悦に入っているんだ」と怒られそうですね。

本番をお楽しみに。


アンサンブル&市民ギターオーケストラの予定
滋賀市民ギターオーケストラ 7/9 アクティー近江八幡 /23 婦人会館
練習曲目 ……宇宙戦艦ヤマト 平和に生きる権利 日本の旅情
ギターアンサンブル湖風  7/ 2、16  教室
練習曲目 ……シェリーにくちづけ バロック風“春が来た ガボット他





 ♪教室からのお願い♪
・授業料の納入は口座振替でお願いいたします。
・レッスンは月3回までです。回数制ではありませんので、
生徒さんの都合で2回になっても1ヶ月分です。
(可能な限り振替レッスンも行います)




滋賀新堀ギター音楽院 小山清のギター教室