2016年の主な行事予定

6月中旬 滋賀新堀ギター音楽院大発表会
8月30日 中部関西ギターフェスティバル 愛知
11月中旬 近江八幡市民音楽祭
12月中旬 新堀ギタークリスマスコンサート       


教室入口のドアいっぱいに広々とした遠景が望めます。とくに夕焼けは見事です。茜色に
染まった空に均整のとれた比叡山のシルエットが浮かび上がり、日毎にその色合いを変
えてゆくのです。私が期待して待っているのは、その比叡山の頂上に夕日が沈む日です。
年2回しかありません。昨年その光景を目にした時は思わずレッスンを中断し、生徒さんと
共にしばし見入りました。大自然の美しさに触れると心が静まり、その後とても豊かな
気持ちが湧き上がってきます。
私たちの奏でるギター。先ずは自分の演奏する音を“美しい!”と思えなければ
いけませんね。そこから積み上げていって一つの曲としての美しさをつくるのです。


もうすぐ年の瀬です

20周年のこの年に1000人の大合奏が出来たことは、とても大きな意義がありました。
ギターが呼びかけて他の楽器を結びつけ、大きなオーケストラをつくる事が出来たのです。
ふた昔前。ギターは「つま弾く」という言い方をしました。グループサウンズでバンドが
主流になりました。フォーク世代はギターを抱えて歌いました。そんな中にあって新堀先生は
エジプトに行き、ピラミッドの壁画に描かれたギター(の前身)と歌と笛が合奏する様をみて、
ギターの持つ大きな役割に気づいたのです。「笛や歌の中にギターが入ることで
音楽が楽しくまとまる!」市民ギターオケの原点がそこにあったのです。
今回も200名近くギター、ウクレレが参加してくれました。これがあったからまとまったのです。
ギターにとっても誇らしいひと時でした。
又、合奏する≠ニいうことにこれだけの人が興味を持ってくれたことに感動です。
無料講習会での出会い。そこで展開されたミニ合奏の楽しさは皆を笑顔にしました。
ある意味この活動の方が文化発展の大きな肝だったかもしれません。
三澤さんの竹楽器講習会も同じ。


勉強もした一年でした

6月。新堀ギターアンサンブル公演の全曲指揮を任されて、久しぶりに指揮者としての
自分を磨く有意義な機会を持てました。トップ奏者の集うアンサンブルは、指揮者にとって
正に真剣勝負の場です。スコアを穴のあくほど読み込み、鈍った腕の振りを鍛え、三回の
練習で思い通りの音にする。
歴代コンマスも特別参加で、とても楽しいコンサートでした。


ちょっと気になること 2

先月、近江八幡市文化祭の事で感想を書きましたが、今月行われた市民音楽祭に参加して
更に考え込みました。「文化は簡単に衰退してしまう」のでしょうか?
音楽祭の参加団体が11。過去は14ありました。しかも、吹奏楽と市民オケ以外は各団体
とも人数が大きく減っております。それでも、どの参加団体も真面目に一生懸命取り組んで
いることが分かります。 しかし、寂しいのです。広い大ホールのステージで6名や
10名程のコーラス。フェスティバルという名称ですが、余り特別感のない雰囲気。
司会も淡々と。それでも表の看板は立派な手書きで花もついてました。前述した通り、
皆頑張っています。が……。
どうしたら良いのでしょう。1000人の会と対極にあるように感じました。


 
  「四線譜」という楽譜をご存知でしょうか? 楽譜なんて五線譜しか無いと思っていましたが、
四線譜とは四角い記号(音符)を用いて書き表す記譜法ただ実際は聖歌の歌い方なぞは
完全に口承で修道院の中で伝承されていたそうです。
9世紀ごろに(によろによろした線、ネウマ記号)を用いて旋律の動きや演奏上のニュアンス
なぞを視覚的に伝えようとした。その後、現在に通じる同じ高さの音を同じ線上に揃えて
書く表記法の原型が考案されたそうです。
楽譜の線が5本に落ち着いたのは17世紀に入ってからのこと。それまでは、教会の聖歌隊では
音域が1オクターブしか使わないので4本楽譜。逆に音域の広い鍵盤楽器では6本
あるいは7本、8本となっていたようで楽譜を統一して煩雑さを無くそうと5本の五線譜が
広まったようです。
最初は口承で伝承していき、絵線で旋律や音程を視覚的に伝えて覚える(視覚的記憶)方法、
現在では録音技術が進み聴いて覚える(聴覚的記憶)方法に頼るほうが多いようです。
パソコンの音楽制作ソフトやスマートフォンのアプリで楽譜が読めなくても、楽器が弾けなくても、
感覚的に作曲が出来る時代になりましたが、これから未来の楽譜は現在とは全く違う物に
なっているかもしれませんね。
                        
                            
                              

(コントラバスギター  横山 繁)          


   市民ギターオーケストラ団員大募集中
私小山清の教室は、個人レッスンと合奏の練習で音楽の楽しみを味わえるようになっています。
従って、個人レッスンだけの人は半分しか味わっていないということになります。
もったいないですね。自分の周りに音が広がり音楽の大海原に漕ぎだしたような充実感が
あじわえます。「楽器初心者から参加できるオケ」がコンセプトです。教室の募集チラシを
ご覧ください。今年は分り易い曲を練習しています。先ずは見学においでください。
   
   
【 アンサンブル&市民ギターオーケストラの予定 】

 ◆滋賀市民ギターオーケストラ 練習日
  1/10、24 〜 桐っ子ホール

 ◆ギターアンサンブル湖風
  12/6 〜 教室

 ◆ふなっこ・あゆっこ合奏団
  12/1 〜 教室




 ♪教室からの重要なお知らせ♪


教室は私一人で行っています。できるだけ円滑にレッスンができるよう下記の点にご理解とご協力
をお願いいたします。

・授業料は口座振替にてお願いいたします。
・1月、5月、8月以外の月は第5週目の通常レッスンはありません。予約は4週目まででお願い
 いたします。

◆予約&欠席について
 ・予約は直接教室で行うか、電話にてお願いいたします。メールでも受け付けますが、
  確認する時間により、遅くなることがあります。
 ・レッスン当日のキャンセルは原則として振替を行いません。ましてドタキャンは×です。
 ・予約確認のための電話は出来るだけ午前9時〜10時、午後1時〜2時の間にお願いします。

◆感染症に関するお願い
 ・風邪やインフルエンザ等感染症の場合は、初期症状でもレッスンはご遠慮ください。
 私も同様の場合レッスンを休ませていただきます。尚、私の都合で休んだ場合は必ず振替を行います。

・レッスン前にチューニングしておいてください。出来ればレッスン10分前に来て練習室で準備を
済ませレッスンの能率を上げましょう。






滋賀新堀ギター音楽院 小山清のギター教室